2015年9月17日木曜日

羽田シリーズ12のvol.6とラジオなどなど

私がパーソナリティをつとめさせていただいているラジオ「ユネスコ平和芸術家:城之内ミサのPeace of mind」に、中学の同級生である長岡大輔くんにご登場いただきました。

ブレーメンフィルハーモニーのオーボエ奏者である大輔君ですが、
東邦音楽大学附属東邦中学校時代の同級生。
東邦から藝高、藝大へと進み、留学ののち、
ブレーメンに。

私自身、曲を書いては大輔くんに吹いてもらったりで、
オーボエが好きになったのも大輔君のおかげ。

(その頃、かほるちゃんというフルートがとても上手な方がいて、
このお二人には本当にお世話になったのでした!)

ラジオでは、ブレーメンでの生活や文化、
お互いの音楽観など語り合い、貴重なお話を伺うことが出来ました。

なぜブレーメンだったのか。
それは、そこに暮らす人々の営みの豊かさ、
心の豊かさに触れたことがきっかけだったそうです。

音楽(芸術、文化)が常に身近にあり、
それは決して「特別なもの」ではなく、大上段に構えたものではなく、
特定の階級の人たちのものではなく、

普通に、自然に、生活の中に溶け込んでいるのだそうです。

面白かったのは、大輔くんは
ブレーメンの世界遺産エリアの前を、
近くのスーパーで買ったネギとか肉、ワインなんかを持って
しょっちゅう歩いているそうです。

近所の公園に咲く桜の花を愛で、大切にするように、
そういう感覚で世界遺産を愛でておられるそうです。

身近だからこそ、生活に溶け込んでいて、
それでゆえに「愛着」が限りなく湧くんですね。

自分の心の財産になっているんですね。

音楽(芸術、文化)に関しても同じように受け止めている、
というようにおっしゃっていました。

観客の皆様も極めて普通に、食事を楽しむように音楽を、コンサートを
芸術を、文化を楽しんでおられるそうです。

そういう観客の皆様に音楽を心から「楽しんで」聞いていただきたい、
ここに暮らす人たちと音楽を共に、人生の友としても歩んでいきたい、
と思ったのだそうです。

このお話に、とても感動しました。

ラジオ収録では大輔くんのアカペラソロでのオーボエ演奏があったり、
(ピアノがあれば一緒にセッションしたのですが、、、)
有意義な収録でした。

この9/10に発売になった文藝春秋のグラビア「同級生交歓」でも
ご一緒していますので、皆様、ぜひご覧いただければ幸いです。

さてさて!
恒例になっております羽田空港国際線での世界遺産トーチランコンサート!

こういう機会を与えていただき、
ユネスコ本部も本当に喜んでくださっていて
平和芸術家のお役目を真摯に歩むことが出来ます。

ありがとうございます。

9月は、ユネスコ第8代事務局長:松浦晃一郎様との世界遺産トーク
とコンサートが開催されました。

コンサート部分では、大田区立羽田小学校3年生合唱団の皆様がご参加くださいました。

なんともいえない透明感溢れる、情感こもった歌声に
心がスーットピュアになっていくのでした。

佐々木先生にも「LUX〜救い」のソロを歌っていただき、
子供達とのステキな共演でした!

そして、今回も手話のふりつけで
TIAT合唱団の皆様にもご参加いただきました。

羽田国際線にふさわしく、
羽田から世界の空へ、
世界遺産保護の大切さ、平和への祈念を
出演者の皆様、ご来場者の皆様と分ち合った瞬間。

皆様に感謝いたします。

世界遺産トーチランコンサートは
まだまだ続きます!