2015年5月31日日曜日

海外コンサートのこと

昨日は世界遺産トーチランコンサートの羽田国際線バージョンでした!

写真は追って掲載いたしますね。

毎回素晴らしい演奏を繰り広げてくださるWH−TRCオーケストラ
(World Heritage Torch-run Comcert=世界遺産トーチランコンサート・オーケストラ)の皆様。
今回も美しい演奏でした!

合唱はTIAT合唱団の皆さん!
シフトでお忙しい中、練習を重ね今回も歌ってくださいました。

次回のお写真を掲載するとき、
また詳しく書きますね!

奏者の皆さんは、
長らく、私の作曲した様々な音楽(映像、ドラマ、CM、オリジナルアルバム、コンサート等等!)で
ずっと演奏してくださっている、日本を代表する方々。

中には、一緒に海外ツアーで参加いただき、
現地のオーケストラ、様々な奏者の方々との共演という場面も!

パリ、イタリア、チュニジア、オーストラリア、ルーマニア、ロス、ニューヨーク、
ペルー、ベネズエラ、中国など、五大陸での世界遺産トーチランコンサートは
本当に私のライフワークとなりました。

かれこれ15年。
海外コンサートがスタートし、その道半ばで
ユネスコ・パリ本部からユネスコ平和芸術家に任命いただき、
さらに使命を持って、この海外コンサートは今も続いています。

以前の写真とか見たい!というリクエストがあり(ありがとうございます!)
これから少しずつ、このブログで振り返ってまいります。

今日は、カーネギーホール(ニューヨーク)での写真を掲載いたします。

この写真は、
カーネギーホールでの初舞台の前日、
カーネギーホール自体に掲載していた私のポスターの前のショット。

スマトラ沖大震災があり
このためのチャリティコンサートのご依頼があり実施したのですが
ここには、9.11テロのご遺族が多数、聴きにきてくださったのでした。

9.11の直後、突然、大切な家族や友人を失って心に大きなダメージを受けたご遺族や
関係者の方々でしたが、その心のケア、カウンセリングの際に
ずっと私の音楽を流していたのだそうです。

ちょうど同時期、私のアルバムが全米でヒットした頃でした。

全米でチャートインする、
というのは本当に奇跡で、3枚のアルバムがそれぞれ
チャートインしていた時期でもあります。

また、全米で放映されていたソープオペラの
テーマ音楽にもなったり。

いわゆるニューエイジのワールドミュージックというジャンルでした。

音楽家の坂本龍一さんが唯一、
出演されたというアメリカのラジオ番組で演奏させていただいたのですが、
たまたまそれを聞いておられたお医者様が、ぜひカウンセリングで流したい
ということで、このことがご縁でした。

ロスでは3度、コンサートをさせていただきましたが
ニューヨークは初めて。

9.11のご遺族の皆さんがぜひ生演奏で私の楽曲と演奏を聴きたいと
楽しみにしてくださっていることを伺いました。

コンサートでは御遺影を持って聞いてくださったご遺族もおられました。

終演後、皆様とロビーでお会いし、ただひたすら肩を抱き合い、泣きました。

そのとき、ご遺族の方が
「昨日まで、ニューヨークの中心部に行くのが怖かった。
マンハッタンの橋を渡れずにいました。
ここに来るのも、大きく迂回してきました。

でも、今日、このコンサートで私たちは失った大切な家族や友人達に、
心の中で会えた気がしたのです。

ミサの音楽が、奏者の皆さんの素晴らしい演奏が
私たちをもう一度、会わせてくださった。

いま、大きな感動とともに私たちはしっかりと
彼らの分まで生きなければと、たくさんの勇気をいただいた。

私たちは、これから、あのマンハッタンの橋を渡って帰ります」。

カウンセリングでのご縁は、
私の楽曲を演奏くださった素晴らしい奏者の皆さんによって
ご遺族の勇気へと繋がった。

ですが、このご遺族に、わたしのほうこそが勇気を戴き、
音楽を作る事、作る意味、そして演奏していくことへの励みを戴いたのです。

一生忘れらないコンサートでした。

もう9.11テロのことも、
人々の中には忘れている方もいるでしょうし

学生さんの中には、
未だ幼かったということだったり、
まだ生まれていない、という方もおられるとおもいます。

毎日、毎時間、いえ、毎秒と
目まぐるしく時は流れて行きます。

私は、私を成長させてくださった出来事をいつも心に刻みながら
感謝しながら、

そして、また新しい出会いとともに、
私自身が音楽を続けていく意味を自問自答し続けていくのだとおもいます。

簡単には立たせていただけない、このカーネギーホールのステージで
全て自分の作品で指揮し、ピアノ演奏し、
ニューヨークのオーケストラのメンバーの皆様や
日本の奏者の皆様と奏でた、あの尊い時間。

95%が現地の方で埋め尽くされた満席のホールでの、
美しい響き。

オーディエンスとの一体感。

私の世界遺産トーチランコンサートの旅は、
まだまだ続きます。











2015年5月8日金曜日

ユネスコ・パリ本部公式パートナーシップ事業 世界遺産トーチランコンサート:羽田空港国際線シリーズ12のyoutube 告知

みなさま

いつも本当にありがとうございます。

youtubeにて、告知映像がアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=Jr6K3caSXf4

今回のバックミュージックは
BS朝日報道番組「いま日本は」のエンディングテーマだった楽曲。
(「Bilieve in tomorrow」です。)

高桑さんの美しいフルートもぜひ
お聞きくださいね!

次回の羽田での演奏は5月30日です!
ぜひお越しくださいませ。

ネパール大地震を悼むコンサートです。