2014年8月25日月曜日

モロッコでのコンサート:欧州〜中東で配信の記事

モロッコ・アシラーでの国際芸術祭オープニングコンサートに於ける
プレスセンター共同通信による記事が配信されました。

記事とともに和訳を掲載いたします。

バーレーン王国文化省の皆様、開催国モロッコの関係者の皆様、演奏戴いた奏者の皆様、
観客の皆様。プレスの皆様に心から感謝申し上げます。

またお会いいたしましょう.


貴重な場面を与えて戴き、本当にありがとうございました。


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記事の和訳

アシラー:バーレーン国立オーケストラが日本のマエストリアのもとコンサート
2014年8月11日(月)9時12分発信

アシラーのバンダル・ビン・スルタン・ライブラリーは、土曜の夜、ユネスコ平和芸術家で、アジアのニューエイジ・ミュージックの輝かしい使徒である日本人の音楽家、マエストリア城之内ミサ氏の指揮による、バーレーン国立オーケストラの華やかで壮大な音色に包まれた。

バーレーン国立オーケストラは、かの有名な城之内ミサ氏の指揮のもと、中東と極東が見事に融合された珠玉の楽曲を堂々と披露し、観客を魅了した。

大半が音楽通によって占められた観客の拍手に迎えられ、卓越したピアニストであり作曲家である城之内氏は、バーレーン国立オーケストラの見事な演奏による華やかで心地良い曲によって、1時間半の間、会場をうっとりとさせた。 

満員の会場の中、このバーレーンと日本の結合は、芸術祭の夕べに、音楽という共につながった芸術がもたらした、まさに出会いの概念を称賛するに値する素晴らしい結合であった。

2006年、作曲家兼指揮者である一人の日本人女性が、ユネスコ平和芸術家に初めて任命された。その女性、城之内ミサ氏は、2007年には、”ユネスコ世界遺産条約35周年世界遺産トーチランコンサート”において、国立パリ・オペラ座管弦楽団を指揮し自身の楽曲を披露した。

城之内氏はまた、奈良平城遷都1300年記念行事の音楽広報大使も務めている。

このコンサートは、アシラーで開かれた第36回Moussem国際芸術祭(8月1日~22日) の一環として、音楽の夕べのプログラムの一つとして催された。同フェスティバルでは、国内外のアーティストやグループが演奏を行い、主な参加者は、Muhammed Bin Farisアンサンブル、Ihssan Rmiki、Zaman al Wasslグループ、Hadra Chefchaounia、アンダルシア音楽のChabab de Tétouanオーケストラ、Gypso Argoアンサンブル(ジプシーの歌と踊り)、Mac Show Band、Laila Lamrini、Ahl Asilahアンサンブルなど。


2014年8月16日土曜日

モロッコ・アシラー国際芸術祭オープニングコンサート

皆様、お変わりありませんか。

私は無事モロッコから帰国いたしました。
(パリにも寄れて、嬉しかったです。)

モロッコでは、アシラーという海辺の都市で行なわれている
老舗の芸術祭のオープニングコンサートをつとめさせていただきました。




この芸術祭は、モロッコのみならず、
中東各地の文化省との協力により実施されてきた国際的な老舗のフェスティバルです。

私はゲスト国のバーレーン王国からのご依頼により、
全て城之内のオリジナル楽曲にて、指揮とピアノを担当し、
国立バーレーン王国オーケストラ(L’Orchestre national de Bahreïn)の演奏で
オープニングコンサートをつとめさせていただいたのでした。

今年で36回目となるこの芸術祭は、長い歴史の中で、
日本人がオープニングをつとめるのは初めてだったそうです。


この芸術祭では、中東伝統音楽や、絵画、オブジェ、ファッションなど、
中東特有の様々な芸術が紹介され、ほぼ2週間に渡って開催されるそうです。

こんな素晴らしい歴史ある芸術祭に招聘戴き、大変光栄に思います。。。。

自分が思い描いた想像の旅の音楽が、
本物の中東の方々に
「中東の過去から未来を感じさせる音楽であり、
まさにシルクロードを体現する音楽だ」
と評価を戴いた事は
私にとって大きな誇りです。

客席には大臣はじめ王族の方々もおられ、
コンサート終了後はスタンディングオベーション。

司会をしてくださった女性の赤い衣装も笑顔も美しく、
アンコールの後はお花を戴きました。

ありがとうございます!
本当に、ありがとうございます。


アシラーは大変美しいところでした。

当然のことながら、日中はとても暑いのですが、
空気は乾燥していて風が非常に心地いい。

海辺に沈む大きな夕日。
地平線の先にはスペイン領がうっすら見えて。

(ラクダの親子が海辺をノンビリ歩いていました!
ああ、ここは中東なのだと実感する光景でもありました。)

この景色。この夕日。
早速、曲をかかなくちゃ!


北アフリカでは、チュニジアの首都・チュニスで二度、
コンサートをさせていただきましたが、
モロッコは初めてで、この国の伝統文化の一端に触れる事が出来、
とても感激いたしました。

リハールサやコンサートの前に大臣らと戴くディナーの会場は
宮殿のように美しく、家具調度やお料理には目を見張るばかり。

アラビアンナイトの世界です。

この場所で、自身の音楽で、中東伝統楽器初めオーケストラの奏者様に演奏戴き、
その演奏とともに、観客の皆様一人一人の様々な想いとともに、深く共感くださること。

そのひとときは、まさに私にとっても、かけがえのない瞬間です。

私が自身の音楽に込め作曲した意味や風景、死生観、想いを、
現地の奏者が自分の事のように心の底から感じて演奏くださる。

その演奏が観客に伝わり、とてつもない感動を引き起こす。

これこそが、
14年続いている私のライフワーク「世界遺産トーチランコンサート」
の原点であり源であり、
私の音楽のスタイルです。


「ミサ、次はいつ一緒にコンサート出来るの?」と奏者の皆様から。
思わず、涙。

本当にありがとうございます。。。。!!!

また必ずご一緒しましょう!

これからも、城之内の「音楽の旅」は続いて行きます。。。。。。

その先に、何が待っていてくれるでしょう。

ちなみに出国、帰国とも羽田空港でした。

9月から、また世界遺産トーチランコンサート 羽田が下半期として
再スタートいたします。

また、皆様と羽田空港でお会い出来れば幸せです!

最後に、
バーレーン王国文化省のマイ大臣様・文化省の皆様、ミス・ウダ様、奏者の皆様、
モロッコ・アシラー芸術祭関係者の皆様、携わって戴いた全てのスタッフの皆様、
そして観客の皆様に
心の底から感謝を申し上げます。


それでは、モロッコ・アシラーでのリハ〜本番まで、少しですが写真を掲載いたします。









            (バーレーン王国:文化省のマイ大臣さまと)











2014年8月1日金曜日

TIAT合唱団とNHKラジオ深夜便

すっかり夏盛り。

7月の後半は、ユネスコ本部より要人がお見えになり
アテンドをしておりました。。。。

東京、富士山、大阪、奈良。

皆様、富士山には頂上まで無事登り、
達成感を満喫されておりました。

私は小学校6年生のとき、
学校の林間学校で富士登山が恒例になっていて、
既に制覇しておりましたので、富士登山はパス!
笑!

そのかわり、東京からのアクセス、富士登山のルート、山小屋の手配などなど、
要人さまのご希望を叶えるべくいろいろ考えたり。

音楽の仕事とは違いますが、
相手のご希望に合わせて物事を組み立てていくのはとても楽しいですね!

どこか、、クラアントがいる映像音楽の、
楽曲作曲の構築とリンクするところもあって。

何事も経験ですね。

奈良に関してはガイド顔負けのご案内をさせていただきました。

興福寺様の国宝館の最後のところでは、バーチャルリアリティ映像とともに城之内の音楽が流れているので、
要人さまたちも、「おー!ミサの曲だぁ!」と盛り上がり。。。。

最後は大阪の夜。

極めて大阪らしい庶民のレストランでお食事したいということでしたので、
串揚げ、お好み焼き、たこ焼きを食せるコテコテのお店にお連れしました!

一番喜んでいただけたと自負しております。

大阪で生まれ育った母のおかげもあって、小さい頃から
時折、訪ねている場所。

大阪のご案内も、なかなかうまく行きました。

何事も経験ですね。

無事、飛行場までお送りして、香港〜中国へと旅立たれました。


そして先日は、羽田空港国際線旅客ターミナル(TIAT)で
働く皆様で結成したTIAT合唱団の練習が羽田空港で行なわれました。

ボイストレーナーの先生方を交えつつの練習も2回ほどあり、
とても楽しくためになる時間をご一緒させていただきました。

声の出し方の基礎を、専門家から伝授いただきつつ、
いまは城之内の指揮のもと、団員の皆様は本当に素晴らしい歌声とともに、
ユネスコの精神である「心の平和」や「世界遺産保護」を心に練習に励んでくださっています。

その皆様との集合写真を羽田空港国際線江戸舞台で撮りました!!!
事務局のYさまもご一緒に、とても嬉しいショットです。

ステージに集合し、アングルを決めている間も、
羽田空港に訪れたお客様が、「わー、なになに、何か華やか!」
という感じで、たくさんの方が写真を撮っておられました。笑。

本来の団員さまはもっとおられますが、
皆様シフトで動いておられますので、この日のこの時間に集まれる皆様での
集合写真となりました。

エアラインの制服を着用くださっている方もおられますし、
羽田空港国際線のショップで働く方、また保安の部署で業務についておられる方も。
お仕事がお休みのときに来てくださった方や大学病院(羽田空港クリニック)の方もおられ、お時間をいただき、本当にありがとうございました!

そのときの写真です。
城之内は、この日、アタマがグジャグジャで、
帽子をかぶっていたのですが、結局、グジャグジャが更にグジャグジャになり
脱帽出来ないままカメラにおさまりました。汗。






TIAT合唱団は、かなり、業界でも注目を集めていたりします。

羽田の空から、ここで働く皆様ご自身が空の安全を願い、繋がる空の、様々な国の平和を祈り、そして世界各国にある世界遺産の保護を願う。
羽田から旅立つお客様の心の平和を祈りながら、ユネスコパートナーシップとして一緒にわたしの楽曲を歌ってくださる。

夢のようです。
ユネスコも、この試みは本当に喜んでくださっていて、私自身もとても嬉しい!

9月20日、ぜひ、羽田空港国際線での世界遺産トーチランコンサートにお越し下さい。
ユネスコ第8代事務局長:松浦晃一郎氏と城之内のミニトークも開催されます。

松浦大使も、この合唱団結成をとても喜んでくださいました。
皆様、ぜひ、聞きにいらしてくださいね!

翌日は、NHKラジオ「深夜便」にてゲストでお招きいただきました。
私はこの番組に憧れていて、出演の願いが叶って本当に嬉しかった。。。。

「列島インタビュー」というコーナーで、出演させていただきました。

パーソナリティの村島章恵(あきよし)さんは、この番組のディレクターでもありますが、元々はアナウンサーさまです。

羽田空港のコンサートも聞いていただき、この番組の出演が叶いました。

村島さんです!

とてもとてもいい声で、おまけにイケメンです!
俳優さんみたいな方でした。
(宝田明さんのような、、、、、!)

やはり合唱団に参加され海外公演もご経験されていたり、
私自身も懇意にさせていただいている指揮者の曽我大輔さん指揮の下で
第九を歌われたり。
(城之内が、ブザンソン指揮者コンクールの本選に出場した時、
優勝したのが曽我さん!)

良い声を生かしておられますね。

ご縁をとても感じた、そして心が豊かになるような、そんな収録でした。

村島さん、心から感謝しています!
ありがとうございました。

オンエアは、8月18日午前1時10分〜NHK第一&FMにて。

さてさて、モロッコのコンサートに向けて準備しています!
モロッコでの模様は、また追って。

皆様、ご自愛くださいね!